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東京型家
‐TOKYO TRACING HOUSE‐
セカイ(小野志門、北川健太、横井創馬)、一條真人、村上奈津子、アキナイガーデン(神永侑子、梅村陽一郎)
SEKAI (Shimon Ono, Kenta Kitagawa, Soma Yokoi), Masato Ichijyo, Natsuko Murakami, AKINAI GARDEN (Yuko Kaminaga, Youichiro Umemura)
建築家、アーティスト
東京型家とは、木造建築の外周にコンクリートを打設して「建物の型を取る」というプロジェクトです。
以前の記憶を宿して生まれ変わったコンクリート造のオブジェクトは、全く新しい空間体験を生み出します。
海外に比べ日本、特に東京の風景は建物を壊して作り替えるスクラップアンドビルドによって形成されています。
コロコロと変わる東京の風景は、経済成長や流動性を高める一方で、歴史の積層性や、脈絡、物語を喪失させているのではないでしょうか。
つまり、東京型家は、単純なスクラップアンドビルドを脱却し、東京にある歴史の積層を視覚化する試みです。
歴史の点として現れる現代的な新しさに勝る、歴史の線をつむぐ新しい価値の創造を目指します。
セカイ、一條、村上、アキナイガーデンは「建築」を中心として集まったプロジェクトチームです。本プロジェクトは作家性ではなく参加性を強く持ったプロジェクトとして、チームの門戸を開いています。
また、プロジェクトの初期段階から建築材料の専門家として「ものつくり大学 大塚研究室」に協力いただき、実証実験を行っています。
アートをつくる、建築をつくる、などの意識的な枠組を超え、目標に共感したメンバーたちによる新しいプロジェクトチームとして随時メンバーを募っています。
場所:ユートリヤ1F展示ギャラリー
- 東京型家、再現ハト屋プロジェクト、超時空サロンバーバーアラキ、nof architectsほか -
すみだ向島の建築や長屋文化のうち、何を残すべきか。そして残したものをどう活用するか――をテーマに、リノベーションのみならず、新築や街の風習、活動も含め考察した結果をパネルや模型、映像などで展示する。