アーティスト

A2_〈東亰ー東京〉ミュージアム

石田宗一郎、緒賀道夫、薛文潔、中野夏希、田村連、中里和人(代表)、福島伸高、山田龍、マーク・ロビンソン、松岡幸奈、兪姍含@北条工務店となり2F (墨田区東向島3−22−10)

「東亰-東京ミュージアム」は、これまで向島にあった独自な景観や文化を(路地、長屋、町工場、軒先園芸などに現れた有機的曲線と手触り感。密な住民交流を育むコミュニティなど)記録し表現します。

2000年から向島を取り続ける中里和人の写真を中心に、この町に関わったさまざまな人たちの写真、映像、文書、絵画など、多岐に渡るアーカイブを蓄積させ、向島の魅力が体感でき、誰もが気軽に立ち寄れる縁側ミュージアムを目指します。
イベント終了後も、地域の中で活動するまちづくり関係者の方々とも協働し、ミュージアムを継続させていく予定です。
将来に向けては、向島を東京のオルタナティブ・フロンティア=東京原風景=東亰と捉え直し、そこから生み出される価値の発見と運用を目指します。さらに、この土地の歴史性を軸に新たな向島ブランドを創出させ、デザイン×アート×ライフが循環していくブランディングにも挑戦していくプロジェクトです。

※東亰(江戸が明治に変わった頃、一時期呼ばれていた東京の呼称トウケイ。その後、東亰は幻のように消えていった。しかし時を隔て、向島に幻のように残っていた有機的で、カオティックな景観に、もう一つの東京の原風景を発見したのが、現代的東亰世界です。)

開催日程(開場日程は土日のみ開館)
入場料金無料

関連イベント10月13日日曜日、北條工務店となりの1階工場で、1部東亰参加者のスライドショー、2部中里の2004年、2021年動画作品、品川亮さんの映画 セクション1.2.3 の上映会 1500円(定員50人)

中里和人(代表)中里和人(写真家/東京造形大学名誉教授)
三重県多気町生まれ。日本各地の地誌的ドキュメントを中心に、身体的スケールから見え出す社会的景観や夜景などのランドスケープ作品を多数発表。2000年から東京向島のアートイベントに参加し、「すみだ向島EXPO2024」で7度目の参加となる。東京の原風景が残る向島を撮影した写真集に「長屋迷路」(文、中野純)、「東亰」がある。向島の他にも、青梅の工場、那覇農連市場、大地の芸術祭2012,2015、トルコ・カッパドキア、ドイツ・ライプチヒなどオルタナティブな場所で、景観や場所の読み解きから生まれる写真インスタレーション・写真ワークショップを多数開催。2022年三重県多気町五佐奈(実家)にギャラリーsana villageを開館し、企画展やシンポジウム、ワークショップを通じ、地域文化の醸成を目指している。
写真集に『湾岸原野』、『小屋の肖像』、『キリコの街』、『路地』、『東亰』、『lux』、『Night in Earth』、『URASHIMA』。共著に『夜旅』(文・中野純)、『こやたちのひとりごと』(文・谷川俊太郎)、『SELF BUILD』(文・石山修武)などがある。第15回写真の会賞 、2006年さがみはら写真新人奨励賞受賞。 http://nakazato.info/   https://www.facebook.com/katsuhito.nakazato