アーティスト

A34_「日常の手触り」展

樫内あずみ、Ichi、小針麻記子@ほっぺ2階(墨田区京島3丁目21−8)※建物の外壁側のドアから上がる

AIが日々進化し、わたしたちの生活はどんどん便利に豊かになっていく・・・
本当だろうか。私にはわからない。便利で楽、だけど自分も機械のようになってしまうんじゃないか?危惧を感じる。

そんな問いへの抗いあるいは回答案として「アートがいかに日常の生活に豊かさをもたらしうるか」を体感してもらおうと展覧会を企画しました。絵画を中心に、手仕事も含め様々な制作を通じて、今の瞬間と手触りを大事に生きている作家達を紹介します。

樫内あずみさんは、本棚のような「絵棚」を開発、絵画は壁にあってめったに触らないものという概念を打ち破り、もっと身近な生活物にしようとしています。

Ichiさんは、瞑想的な生活の中から軽やかな抽象ドローイングを大量に制作、豊かな時間の過ごし方を教えてくれます。

小針麻記子さんは、独特の力強さのある絵画やニット等で、自己や他者との対話に丁寧に向き合う日常を表現しています。

彼女たちの表現や活動に触れることで、生きることの自由さ、気楽さ、確かさと不確かさ、心地よさを感じてもらえるのではないかと思います。一緒に絵を描いたり制作するワークショップや即興画のセッションなど、その場でアートを共同で生み出す体験もご用意しています。
アートを身近に自分のものとして感じていただけたらうれしいです。
                          (企画:Art+Life 西山由里子)

※当日実施するワークショップなどの最新情報は、関連リンクに掲載しますのでご確認ください。

樫内あずみ 
1994年生まれ。愛知県知多半島出身。20歳で初個展以来、毎年個展で作品を発表。現在、手で直接触れることのできる「触れる絵画」と、即興でたった一人のために絵を描く「絵詠み」をメインに活動している。
主な活動・個展「恋と受粉とあなた」「轍の花」「Wonder Land」「DOOR」他多数。
「IAG ARTISTS SELECTION 池袋回遊派美術展2024」出展。絵本「0を生きる」絵画担当。
https://www.azumi-art.cfbx.jp/
https://www.instagram.com/kashiuchi_azumi/

Ichi
1980年熊本生まれ。自身の不登校を機に、心や感情を描き始める。 セツ・モードセミナー美術科卒業。絵を中心に半立体、刺繍、写真作品なども発表。近年は抽象ドローイングに没頭しており1年半で1,000点以上の小作品を描いた。
主な展示・'11年グループ展・あかね画廊(銀座)/'15年アートイマジン主催グループ展(上野の森美術館、吉祥寺パルコ)/'19年 二人展・DEN5(代田橋)/'24年 個展・本屋BREAD&ROSES(松戸)
https://www.instagram.com/ichiart292/

小針麻記子 
1981年生まれ。散歩が好き。8年前くらいから絵を描いたりしています。10代の頃に読んだ文庫本「ポプラの秋」のあとがきの「好きなよーうに生きなさい」という言葉が、今も心に引っかかって生活しています。
主な展示・個展「IN My room 」「a rock」「◯△⬜︎」「惑星のかけら」
グループ展「YES」「Nature &Feelings」Ichiさんと二人展「公園で_at the Park 」
https://www.instagram.com/1981kobari/

西山由里子(企画)
アートプランナー/プラブヨガ講師。ヨガで心身を整え、アートで素直な自分と触い、心体ともに元気に生きることを目指す。月1階のヨガクラスのほか、アーティストと描くお絵描きワークショップや展覧会の取材執筆等を中心に活動。MIKAZUKI ART広報部長。Art+Life主宰。https://www.instagram.com/yurinco555/