開発好明プレゼンツ『軒下プロジェクトvol.3』

開発好明


作家と大家が出会い、作品と人が街にで出会い育むプロジェクト。

駅を降りてこの街を歩き、一歩小道に入ると、人と時間によって

作られた複雑な表情が広がります。

ひょいと子供が小道から飛び出して来て、後ろからチャリンチャリンと

自転車のベルを鳴らすおじさんと挨拶。

そんな場所にアート作品が路地裏体験の道先案内となってお出迎えします。


会場名:屋外各所

住所:屋外 10箇所

開催日程:10月1日(金)〜10月31日(日)

時間:(会場により異なる)


▼MAPは以下より保存できます ※会場で配布いたします


【軒下プロジェクト アーティスト紹介】

 

①   能野 裕子 Hiroko NOUNO

井戸端会議 Easy meeting

2020-2021


石粉+木粉粘土、アクリル塗装, 22体


会場:日建(京島3-50-11)


武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業


京島三丁目地区に、長く住んでいると思われるいたずら妖精たちです。

今日もみんなで日建さんの軒下をお借りして、井戸端会議の真っ最中。

この場所は草木がいっぱいで、みんなの大のお気に入り。

それぞれの定位置にスタンバイしたら、おしゃべりが始まります。

気ままな妖精たちとの会話に参加して、楽しんでください。

耳を澄ましてじっと見ていると、彼らのお話がきっと聞こえてきますよ。

 

②   Random the Crew

Mawaru Gacha

2021

ガチャガチャ

 

会場:カメの家(京島3-60-5)

 

ランダムとは先の見えない未来である。 棒倒しやじゃんけん、ルーレット、乱数、ガチャガチャなどを使用し、ランダムをテーマとした活動を展開。

2019 アジアデジタルアート大賞 静止画部門 入賞

 

まわる、まわす。声をかければ声がかえってくる。GiveがTakeを生んでTakeはまたGiveを生む。ここ下町向島でえんもまわる、まわす。500円硬貨を入れるとMawaru Gachaを回せます。空のカプセルは下の箱にお入れください。

 

 

③   村岡 佑樹 Muraoka Yuki

We need to keep playing

2021

タイル、木

 

会場:あんみつ姫の家(京島3-50-9)

 

歴史や生活の営み、物事の成り立ちなどから、それらをとりまく状況の背景を考えて制作。どのような原因で何故そのようになっているのか、情報を再構築し視覚化することにより、人間が生きていることについての普遍的事象を考察し、未来の生き方について考えるすべを探求。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了

 

街の新陳代謝について、古い家が取り壊されたり、空き地が増えたりなど自分の知ってる場所だけど、明らかに変化していく予兆を感じることが最近増えてきました。

この作品ではその新陳代謝について、「TETRiS」をモチーフに考えていきます。本来の「TETRiS」とは違い、そこに暮らす人とともに消すもの消さないものを見極め、緩やかな変化をもたらさなければなりません。このゲームはなかなか難しいもので、街がある限り続いていくのです。

 

④   ナガタダイスケ nagatadaisuke

blur (view from the desktop)

2021

 

会場:京島の家(京島3-58-5)

 

東京造形大学写真専攻卒業

 

シャープ、とか、鮮明、といった写真に付き纏う要素を削ぎ落としてもなお、この画はまだ写真の匂いがする。制御しきれなさに興味がある。

 

⑤   プロ無職るってぃ/Rui Yamaguchi

確かに存在した俤、或いは今またここに

2021


会場名:石井製作所(京島3-58-8)


関西大学商学部卒業後、「プロ無職」を名乗りテキスト、映像を通じて社会に対するオピニオンを発信。無所属・無所有・移動生活を行う。SNS総フォロワー数は7万人を超え、ミレニアル世代を象徴する生き方のさきがけとなった。2019から現代美術の領域で、インターネット以降の主体性の揺らぎを問う作品を制作発表。


 

 

⑥倉科明尚 AkinaoKurashina

 

いけずだけども、おじゃまします


 

アカデミックハウス(京島3丁目)

 

2021

 

主にドローイングなどの手法を用いて等身大の自分自身を表現しています。パンチングボールを殴ることでアニメーションが一コマ進むインスタレーション作品「なんかもう疲れちゃったね(2021年)」や、コロナ禍で制作した絵や刺繍を英語で説明し、被せてセルフ日本語翻訳をする映像作品「I’m Akinao(2020年)」など。

 

僕自身の顔を描いた“いけず石”です。普段生活している人の立場で考えたとき、軒下に作品が置かれることは邪魔になる行為だと思いました。いけず石というのは主に車や自転車が家の敷地内に侵入してこないようにわざと置かれている石のことを指しています。今回アカデミックハウスの軒下に作品を置かせていただくということで、作品を通して“おじゃまします”の気持ちを表しました。

 

⑦ ヨウシジン

作品名(タイトル): 「モノと場所のあるべきリンク」

素材, 大きさ:不明

会場名(アドレス):喫酒 千日紅

制作年:2021

 

プロフィール

1999             中国広東省生まれ

 

2013             深圳市南山中英文学校国際部 入学

 

2017             深圳市南山中英文学校国際部 卒業

 来日

 

2019            多摩美術大学彫刻学科 入学

 

2020             Photo Vogue Italia    入選

    Japan Photo 2020春夏 佳作

 

2021            多摩美術大学彫刻学科3年の1ブンノ35展

                    (横浜市民ギャラリーあざみ野) 出展

    Aura (The Holy Art ,ロンドン)    出展

    Icon(The Boomer Gallery, ロンドン) 出展

                   虹かけ教室(羽村市立栄小学校)  出展

 

作品説明

 

ある日、毎日の通学途中に見かける貸看板に目が止まった。それは掲載募集中の(なにも載っていない)看板だったが、それが特定の会社の商売のための道具として、私たちの「公共の風景(=キャンバス)」を切り売りしているように見えることが奇異に感じられた。私の故郷である中国の深圳では、このように「広告を募集する」貸看板を目にすることはほとんどない。

本作品は、貸看板のレプリカを作り、大学のキャンパスと美術館の入り口に設置したものである。看板に掲載する情報はネットで募集し、個人の活動の宣伝、または作品展示のための個人使用も可とした。私は普段から「空間のズレ」に興味を抱いており、この作品では、人々が一般的に持っている「モノと場所のあるべきリンク」をずらすことで生じる違和感の創出を狙っている。通常は展覧会の案内に使われる美術館壁面では、不安な様子で貸看板を見上げる通行人の姿があった。

 

 

⑧水瀬けいと(Minase Keito)

作品名:綺麗⇄「汚い」⇄綺麗

素材:石、ビニール袋

大きさ:230×230×210 (mm)

会場:スペース愛 京島3-49-14

制作年:2020年

 

プロフィール

多摩美術大学美術学部彫刻学科在学。

 

作品説明

懐かしさのある綺麗な街並みの中に小さな汚い空間を作ります。

もし皆さんがゴミを持っていたなら、作品のビニール袋内にゴミを捨てていってください。