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ブリコラージュ研究所
Bricolage Research Laboratory
実験室
ブリコラージュ的な知やパフォーマンスについて、研究・実践しています。ブリコラージュとは、フランス語で身の回りにある有り合わせのもので何かを作ったり修繕することで「器用仕事」と訳され、日曜大工、D.I.Y.の意味でも使われます。レシピやマニュアル,設計図などをもとに(設計)、必要なものを揃えて(調達)、製作するエンジニアリングとは反対に、その時、そこにあるもので何が作れるかを考え、あるものを全く別の使い方で利用してみたり、とるに足らないものを組み合わせてみたり、トライアンドエラーを繰り返しながら創造していく行為です。この語を有名にしたのは,人類学者のレヴィ・ストロースです。『野生の思考』の中で、世界各地に見られる、端切れや余り物を使いその本来の用途とは関係なく当座の必要性に役立つ道具を作ることを紹介し、ブリコラージュと呼びました。彼は人類が古くから持っていた知のあり方、「野生の思考」をブリコラージュによるものづくりにたとえ、これを近代以降の科学的思考と対峙させています。このような思想的背景に基づき、現在は、主に即興や仮面を用いたパフォーマンスを東京を中心に展開しています。2018年3月には墨田区京島で、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をモチーフにした仮面劇『京島長屋のロミオとジュリエット』を棟続きの長屋や路上を舞台に上演しました。
場所:旧邸庭
ギリシア神話のミノタウロスと迷宮を手がかりにした隔離と出会いについてのパフォーマンスです。
10/3(土)12:00-18:00