展示・イベントタイプ:A
「会期中の金・土・日・月曜」に開催する展示・イベント

能登瓦に座る

浅見風

2021年晩秋。奥能登のテトラポットの隙間で凍えながら寝ていた。朝日待ち侘びていたら、泊まって行きなよと文字通り拾われた。そして翌月、珠洲市大谷に住みながら働いた。

2024年1月1日。目に飛び込んでくる「奥能登」の文字。駆けつけるやいなや、雪降る日に蔵の屋根に登った。地震でずれてしまった能登瓦を剥がし、ダンプの背中へ放り捨てた。古いものを剥がし、次へ向かっていくエネルギーは、時に爽快で、同時に危うさを孕んでいる。

産業として残ってない能登瓦が、震災やそれに伴う解体によって災害ゴミとして捨てられていく。時代の風と共に焼かれた能登瓦は、黒々とひかり、一枚一枚に表情があった。そのうち何枚かを貰ってきて、椅子にした。流れは止まらないけれど、ここで小さく立ち止まってみる。

会期中

2001年東京生まれ。

DIYで大工仕事をしながら街の交流拠点を作ったり災害復旧から復興までの手助けなどをしています。行き来する各地と人をつなげ、この時代を生き抜こうとしている人です。

2025年1月に電気湯にて能登「あれから1年」展開催。有志団体「みききする能登」主催。

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※2025年10月6日時点決定分