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カレー回文・全読写経展

S.Nekoyama(カレー回文師)と水本正貴(書家)@+ものはいいよう

カレー回文とは前から読んでも後ろから読んでも同じ意味になる単語や文章をカレー縛りにしたものです。詠う者の予測を超えて発生するカレーの詩は”予測不可能”な災害を引き起こさないことへの祈りとも解釈できます。

S. Nekoyamaは、2015年頃からカレー回文を制作・収集し始め、その数は徐々に増加しています。向島地域を象徴するかのような災害対策のされていない傾ぶいた長屋である会場「+ものはいいよう」を未来に残すために800個以上に及ぶ全カレー回文を約5時間かけて読みあげ、写し手の水本正貴 (雅号『正』)が書き取るという祈りの儀式を行います。

出入り自由、オリジナルグッズ「カレー回文ボール」等々販売有。
10月15日  10時~

【猫山慎吾 / S.Nekoyama】
2021年にインド・ベンガルールから広島県尾道市に移住。2015年頃からカレー回文の作成・収集を開始する。カレー回文とは逆さから読んでも読める回文をカレー縛りにしたもので2023年7月現在818のカレー回文を収集している。2022年三軒家アパートギャラリー(広島・尾道)で初の展覧会「カレー回文の世界」を実施し自作のカレー回文再生マシーンを作成。地元の工場の廃棄品やバナナの葉などにカレー回文を描いたものを展示した。同年、光明寺會館にて650のカレー回文を写経するMalayalaMを現代美術家のヨシ田ヨシ、DJ-Kinokoらと共に4時間かけて達成。2023年「カレー回文占い」を考案し占い師となる。同年カレー回文のテキストをJavaScriptで動かす視覚展示を開催。


水本正貴 / Masataka MIZUMOTO
1986年熊本県出身。37歳。ホテル業、飲食業、WEB業界とクロスオーバーにさまざまな職業を経験。その傍ら、31年間書道活動を行っている。雅号『正』。2017年にはドバイ【UAE】からオファーを受けてパフォーマンスを行う。